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2023年9月19日更新
モーターがエンジンをアシストすることで低燃費を実現している、ハイブリッド車。
今では多くの車種にハイブリッド車が設定されており、とても人気となっています。
そんなハイブリッド車ですが、メリットがあれば、デメリットもあります。
ここでは、ハイブリッド車のメリット(長所)、デメリット(短所)を紹介します。
- ハイブリッド車のメリットその1:燃費が良い
- ハイブリッド車のメリットその2:加速が良い
- ハイブリッド車のメリットその3:静粛性が高い
- ハイブリッド車のメリットその4:家電製品が使える
- ハイブリッド車のメリットその5:ブレーキパッドの減りが遅い
- ハイブリッド車の欠点その1:価格が高い
- ハイブリッド車の欠点その2:故障した時に高くつく
- ハイブリッド車の欠点その3:冬場は燃費が悪い
- ハイブリッド車の欠点その4:静か過ぎて気づかれない
- ハイブリッド車の欠点その5:荷室が狭い
- ハイブリッド車を買って後悔しないために
- まとめ
- 車を売ろうかな?と思ったら
ハイブリッド車のメリットその1:燃費が良い
ハイブリッド車の最大のメリットは、燃費が良い。ということです。
例えば、同じ排気量のトヨタ・ヤリスの1.5Lガソリン車と1.5Lハイブリッド車の燃費を比較すると、ガソリン車は19.6km/L、ハイブリッド車は36.0km/Lと、1.5倍以上の差があります。
低燃費で環境によく、ガソリンスタンドに行く頻度も減らすことができます。
ハイブリッド車のメリットその2:加速が良い
ハイブリッド車には、モーターが搭載されています。
モーターは回転しはじめから最大トルクを発揮することができるという特性から、低速域、中速域での加速が良い。という特徴があります。
1.5Lのガソリン車とハイブリッドの設定がある、トヨタ・シエンタ(先代)の加速を比較してみましょう。
シエンタは、1.5Lガソリン車の最高出力が109ps
1.5Lハイブリッド車の最高出力は100psと、最高出力(馬力)はガソリン車の方が上です。
大体60km/hくらいまでは、ハイブリッドの方が加速が良いことが分かるかと思います。
高速域になってくると、トルクよりも最高出力(馬力)に左右されるので、ガソリン車の方が上になってきます。
コンパクトかつパワフルなシステムを搭載しているフィットハイブリッドなんかは、もっと俊敏な加速をします。
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ハイブリッド車のメリットその3:静粛性が高い
ハイブリッド車はモーターアシストがある分、エンジンの負荷が小さくなり、ガソリン車よりも静粛性が高いという特徴があります。
さらに、車種によってはハイブリッド車のみ遮音ガラスが採用されていたり、吸音材が追加されているものがあり、「ハイブリッド車=静か」という特徴がより強調されています。
車のエンジン音が好きだという方もいますが、一般的に静かな方が長時間運転した時の疲労は少なく快適に移動することができます。
ハイブリッド車のメリットその4:家電製品が使える
多くのハイブリッド車には、家電製品が使えるコンセントを取り付けることができます。
ガソリン車にも取り付けられる車はありますが、100V・100Wまでのものが多いですが、ハイブリッド車では、家庭用のコンセントと同じ100V・1500Wまでの電化製品が使える車が多いです。
災害時や停電時など、車の中で家電製品を使うことができる。というメリットは大きいです。
しかも、電気自動車と違ってエンジンで発電ができるので、ガソリンさえ確保できればずっと電気を供給することができます。
ハイブリッド車のメリットその5:ブレーキパッドの減りが遅い
多くのハイブリッド車には、モーターの抵抗を利用して発電しながら減速させる、回生ブレーキが搭載されています。
そのため、ブレーキパッドの減りが遅く、交換の頻度が少なくて済みます。
多くのガソリン車は、5万キロ程度乗ったら交換する必要がありますが、ハイブリッド車は10万キロ乗っても半分も減っていない。ということがよくあります。(ブレーキのかけ方にもよりますが)
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ハイブリッド車の欠点その1:価格が高い
ハイブリッド車は、同排気量のガソリン車よりも30~40万円ほど高くなっています。
その分燃費も良いので、おおむね10万キロ程度走ればガソリン代で元が取れますが、それほど走らない人はもとが取れません。
また、RAV4やハリアー、ステップワゴンやCR-Vのように、ガソリン車とハイブリッド車で排気量、パワーが大きく違う車は、価格差がさらに大きいので、ガソリン代では元が取れません。
ハイブリッド車の欠点その2:故障した時に高くつく
ハイブリッド車には、駆動用バッテリーやモーター、制御するコンピュータなど、ハイブリッド車にしか搭載されていない機構がいくつもあります。
基本的には、車の寿命が車で壊れることはありませんが、これらが故障すると、10万円単位で修理費がかかってしまいます。
ちなみに、最近はあまり聞かなくなりましたが、ハイブリッド車のバッテリーは7~10万キロくらいで壊れるから交換しないといけない。交換には40万円かかる。という話はウソです。
ハイブリッド車の欠点その3:冬場は燃費が悪い
ハイブリッド車は、寒い時に暖房をつけていると、燃費が極端に悪くなります。
暖房はエンジンの熱を利用しているのですが、ハイブリッド車はエンジンが止まっている時間が長く、十分な熱を得られません。
暖房をつけていると、走るためではなく、暖房の風を送るためだけにエンジンが動き出してしまい、燃費が悪くなる。というわけです。
最近のハイブリッド車は、シートヒーターやステアリングヒーターが標準装備されている車も多いので、燃費低下を避けるためには、エアコンではなく、できるだけヒーターを使うようにすることをおすすめします。
ハイブリッド車の欠点その4:静か過ぎて気づかれない
ハイブリッド車は、低速走行時はモーターのみで走行するため、エンジンがかかりません。
そのため、駐車場の中や住宅街など、低速で走っている時、周囲にいる歩行者に気づいてもらえないことがあります。
これは全国的に問題となり、今では接近通報装置(わざと音を出す装置)の設置が義務付けられていますが、それでもガソリン車よりは気づかれにくいですね。
ハイブリッド車の欠点その5:荷室が狭い
ハイブリッド車は、駆動用バッテリーが荷室や後部座席下に配置されていることが多いです。
そのため、ガソリン車に比べると荷室が狭い車種が多いという欠点があります。
ガソリン車だと、荷室のパネル下の床下部分にも普段使わない荷物を収納スペースがあるが、ハイブリッド車にはない。というパターンもあります。
ハイブリッド車を買って後悔しないために
ハイブリッド車を買って後悔している人は、圧倒的に「ガソリン代で元が取れなかった」という人が多いです。
さきほどもお伝えしましたが、ガソリン代で元を取るには、10万キロ程度は走らないといけません。
本当に元が取れるのか、あるいは、元が取れないなら取れないで、静粛性などそれ以外のメリットに価値が見いだせるのか、よく考えてから購入しましょう。
寿命に関しては、普通のガソリン車と変わらないと思ってもらって差し支えありません。EVモードを多用しすぎると、駆動用バッテリーの寿命が短くなるので、そこだけ気をつけましょう。
まとめ
このように、ハイブリッド車にはメリットもあれば、デメリットもあります。
ハイブリッド車のメリット、デメリットを知って、後悔のないようにしたいですね。
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必ず売らないといけないわけではありませんから、一度使ってみてください。
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