スポンサーリンク
2022年12月3日更新
トヨタ、新型ヤリスが、2020年2月に発売されました。
ヴィッツからヤリスに名前が変わり、名前だけでなく、デザインや中身も大きく変わりました。
新型ヤリスは、どんなところが良いのか。どんなところがイマイチなのか。ヤリスの欠点、短所、長所、評判を中心に紹介します。
欠点については、どうすれば欠点をカバーすることができるのか。という視点も付け加えて紹介します。
新型ヤリス購入の参考にしてもらえればと思います。
新型ヤリスの欠点、短所、デメリット
まずは、新型ヤリスの欠点、短所、デメリットなどを紹介します。
新型ヤリスの欠点その1:室内が狭い
新型ヤリスで最も目についた悪い評判は、「室内が狭い」ということです。
新型ヤリスは、ボディサイズはヴィッツからそれほど変わっていないものの、室内寸法は結構狭くなっています。
ボディ寸法 | ヤリス | ヴィッツ |
全長 | 3,940mm | 3,945mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,500mm | 1,500mm |
ボディサイズは、全長が5mm短くなっているだけで、ほとんど変わっていませんね。
一方の室内寸法はというと、
室内寸法 | ヤリス | ヴィッツ |
室内長 | 1,845mm | 1,920mm |
室内幅 | 1,430mm | 1,390mm |
室内高 | 1,190mm | 1,240mm |
室内長は75mm短くなり、室内幅は40mm広くなっていますが、室内高は50mm低くなっています。
しかも、ヤリスは台形で上部を絞ったようなデザインをしているので、体感的には室内寸法の数字以上に狭く感じます。
ネット上でも、ヤリスは狭いという声が多くあがっています。
「ヤリス、4人で乗るにはちょっと厳しいかな。後部座席が狭い。」
「ヤリスの後部座席、狭いし、リクライニングができないのが残念。」
といった声があがっています。
室内が狭いから、ホンダのフィットを選ぶ方もいるようです。
室内が狭い。という欠点に関しては、対策のしようがありません。3人以上で乗る機会が多いなら、素直に他の車を選ぶのが吉です。
スポンサーリンク
新型ヤリスの欠点その2:後方の視界が悪い、運転しにくい
新型ヤリスはリヤガラスが小さく、後部の視界がとても悪いです。
「ヤリスの後方視界、ヘッドレストでリヤウインドウがほとんど隠れて、見づらい。カメラがあるからいいんだろうけど。」
「ヤリスはデザイン重視か、視界は狭いな。燃費は文句なしだけど。」
といった声があがっています。
新型ヤリスには視界の悪さをカバーするため、アラウンドビューモニターや、アドバンストパークといったオプションも用意されています。
もちろん、昔からあるバックモニターでも良いですね。
運転に自信がない方、試乗をしてみて、そういった補助機能がほしいと思ったら、つけておきましょう。
新型ヤリスの欠点その3:デザインがイカツい
新型ヤリスは、デザインがツリ目でイカツイ、獰猛(どうもう)なデザインとなりました。
新型ヤリス
トヨタの公式プレスリリースでは、ヤリスのデザインは、「鋭い加速で、弾丸のようにダッシュ!するイメージ」という風に説明されています。
特に、ヴィッツには、「ジュエラ」という女性向けのグレードがあったのですが、ヤリスでは廃止されています。
そのため、女性を中心に、デザインに関する残念な声が多く挙がっています。
「ヤリスのデザイン見たけど、可愛くない(泣)もう少し可愛げのあるデザインにしてほしかった。」
といった声があがっています。
特に、これまでヴィッツのジュエラグレードに乗っていた女性からのウケがあまり良くない。ようです。
デザインに関しても、ユーザー側で改善できる部分は少ないです。
可愛い感じの車が良いのなら、パッソなんかが良いかもしれません。
スポンサーリンク
新型ヤリスの欠点その4:エンジンの音がうるさい
新型ヤリスでは、1.5Lエンジンが3気筒エンジンになっています。
ヴィッツの1.3Lエンジンは、4気筒でした。
エンジンの気筒数が減ると、どうしても音や振動が気になってしまいます。
「ヤリスのガソリン車は、ちょっとエンジン音が気になる。ハイブリッドと比べると一目瞭然。ハイブリッドがおすすめ。」
といった声があがっています。
エンジンの音がうるさい、気になるという話は、特に1.5Lのガソリン車に試乗した人から多くあがっている印象です。
1.0Lガソリン車の方がうるさいはずですが、そちらははじめから諦めのようなものがあるのかもしれませんね。
車内を静かにするには、静音計画というグッズが有効です。
私が特に効果があると感じているのは、「エンジンルーム静音シート」「ロードノイズ低減マット」「風切り音防止モール」の3つです。
エンジンルーム静音シートは、ボンネット裏に貼り付けてエンジン音を低減するためのシートです。
アクセルを踏み込んだ時のエンジン音が低減されます。
ロードノイズ低減マットは、フロアマットの下に敷くマットです。
フロアマットの形に合わせて切り取って下から敷くと、タイヤが転がる、ゴーッという音が軽減されます。
できれば3つ買って、前後とトランクルームにも敷くと効果的です。
風切り音防止モールは、高速走行中の風切り音を低減するものです。
ドアと車体の密着度を上げて、風切り音の侵入を防ぎます。
できれば2つ買って、前後4枚のドアに使うとより効果的です。
ドアを少し強めに閉めないと半ドアになりやすくなるので、その点は要注意です。
新型ヤリスの欠点その5:価格が高い
新型ヤリスは、これまでのヴィッツよりも、10万円~20万円程度高くなっています。
ヴィッツ | |
F M(1.0L) | 120万3,400円 |
F(1.0L) | 134万9,700円 |
ジュエラ(1.0L) | 148万9,400円 |
F(1.3L) | 150万9,200円 |
ジュエラ(1.3L) | 172万3,700円 |
U(1.3L) | 182万500円 |
ハイブリッドF | 185万3,500円 |
ハイブリッドジュエラ | 200万9,700円 |
ハイブリッドU | 211万5,300円 |
ヤリス | |
X(1.0L) | 147万円 |
X(1.5L) | 162万4,000円 |
G(1.0L) | 164万5,000円 |
G(1.5L) | 179万9,000円 |
Z(1.5L) | 200万8,000円 |
ハイブリッドX | 201万3,000円 |
ハイブリッドG | 214万5,000円 |
ハイブリッドZ | 235万円 |
新しい低燃費エンジンである、ダイナミックフォースエンジンが採用されていない1.0Lガソリン車も、とても高くなってしまっています。
新型ヤリスが高いという声は、特に1.0Lガソリン車を検討している方からあがっています。
「ヤリス、欲しいけど高くなったなあ・・・。」
といった声があがっています。
価格に関しては、値引き交渉や、今乗っている車を高く売ることで負担額を減らすことができます。
スポンサーリンク
新型ヤリスの長所、メリット
次に、新型ヤリスの長所、メリットなど、良い評判を紹介します。
新型ヤリスの長所その1:走り、乗り心地が良い
新型ヤリスは、TNGAプラットフォームが採用されており、走りの性能、乗り心地はヴィッツよりも格段に良くなっています。
これは、多くの人が試乗動画の中でも評価していることです。
乗り心地の良さは、一般の方でも少し試乗してみたら分かるはずです。私も試乗してみましたが、ヴィッツとの違いは明らかです。
新型ヤリスの長所その2:燃費が良い
新型ヤリスには、ダイナミックフォースエンジンが搭載されて、燃費が大幅に向上しています。
カタログ燃費はヴィッツがJC08モード燃費、ヤリスがWLTCモード燃費で公開されているので直接比較はできませんが、実燃費で比較すると、
1.0Lガソリン車はヴィッツもヤリスも16km/L程度ですが、
ヴィッツの1.3Lガソリン車は16km/L程度だったのに対し、ヤリスの1.5Lガソリン車は18km/L程度に向上。
ヴィッツのハイブリッド車は22km/L程度だったのに対して、ヤリスは30km/L程度と、大幅に向上しています。
新型ヤリスは、電気自動車やプラグインハイブリッド車を除けば一番低燃費です。
営業マンの友人も、「燃費の良さ」を一番のアピールポイントにしているということでした。
新型ヤリスの長所その3:加速が良い
新型ヤリスは、1.0Lエンジンを除き、これまでのヴィッツよりもパワーアップして、加速が良くなっています。
0-100km/h加速は、
1.0Lガソリン車が、13秒程度
1.5Lガソリン車が、9秒程度
ハイブリッド車が、8.5秒程度
1.0Lガソリン車の加速は悪いですが(仕方がない)、1.5Lガソリン車と、ハイブリッド車は、コンパクトカーとしては加速は良い方です。
新型ヤリスの長所その4:デザインがカッコいい
欠点の項目で、女性を中心にデザインに関する悪い評価が多いと紹介しましたが、カッコいい!という評価は男性を中心に多くなっています。
カッコよさ、イカツいものが好きなのは男性に多いでしょうから、当然といえば当然の結果ですね。
新型ヤリスの長所その5:先進機能が充実している
新型ヤリスには、アドバンストパークが搭載されている、プリクラッシュセーフティが横断歩行者に対応するなど、現時点でトヨタ車では、先進機能が一番新しく、充実しています。
新型ヤリスに搭載されている先進機能は、以下のとおりです。
・プリクラッシュセーフティ
・レーントレーシングアシスト
・レーンディパーチャーアラート
・レーダークルーズコントロール
・オートマチックハイビーム
・ロードサインアシスト
・先行車発進告知機能
・セカンダリーコリジョンブレーキ
・パーキングサポートブレーキ
・ブラインドスポットモニター
・アドバンストパーク
・パノラミックビューモニター
アドバンストパーク、高性能なプリクラッシュセーフティは、ヤリスに先に搭載されて、後からレクサスに採用されているくらいです。
新型ヤリスの先進機能は、コンパクトカーの中でも一番充実しています。
車を売ろうかな?と思ったら
車を売ろうかな?と思ったら、一括査定を使って複数の業者に査定してもらうことを、おすすめします。
今は、ネットで簡単に、無料で一括査定をしてもらうことができる時代です。
自分の車がいくらで売れるのか知っておくことは、とても大切です。
下取り価格よりも数十万円高い値段が提示された。という例も珍しくありません。
高く売れた分はグレードを上げたり、オプションをつけたりすることができます。
必ず売らないといけないわけではありませんから、一度使ってみてください。
スポンサーリンク